J.S.バッハコンサート

Makinahaus Apfelbaum

2009年03月13日 08:04


久々に宇喜多さんのJ.S.バッハコンサートに参りました。
平均律第1巻の嬰ハ短調で出だしを整え、猛然とフランス組曲第2番ハ短調のアルマンドに突入なさってびっくり。クーラント、サラバンドはゆっくりきらびやかで丁寧な演奏、エールは軽く、メヌエットは、一歩ずつ確実に昇る丁寧な演奏でした。なぜか、ジーグを弾く前で休憩となり、ジーグは打って変わって、流しそうめんのように速くみつつ、確かな構成を聴かせる演奏でした。
流麗な平均律第2巻の嬰ハ短調の後、(リュートまたは鍵盤楽器のための)パルティータ ハ短調 BWV.997に入りますと、低音と高音の掛け合いの中であたかもリュートのしくみとその演奏を聴いているような気分になりました。長いフーガもあって大曲でしたが、大バッハが乗り移ったような迫力満点な演奏でした。最後は管弦楽組曲の抜粋をさらっと弾かれて終演しました。シムが重く聴衆も大変だったようですが、聴けてよかったです。

   またね☆Makinahaus
フォンタナMT